この度、ゼネラルリサーチ株式会社(代表取締役:五條 寿朗、本社:東京都渋谷区)は、「ゴールデンウィーク」に関する意識調査を全国の20代~60代の働いている男女1,135名を対象に実施いたしました。
今年のゴールデンウィークは前例の無い「10連休」や、天皇陛下退位・皇太子殿下即位に伴う「平成」から「令和」へ元号が変わる等、何かと話題の多い連休となりました。 これまで前例の無い長期のお休みということで、いつもとは違った過ごし方をされた方が多かったのではないでしょうか。 また、飲食店やアミューズメント施設などの接客業、一部の企業に勤める会社員の方々は連休中も出勤しなければならないため、何らかの影響を受けたことでしょう。 今回は10連休だった方と仕事があった方を対象に、ゴールデンウィークの過ごし方とそれに関する影響について調査しました。
1.ゴールデンウィーク期間中の出勤の有無
2.ゴールデンウィーク期間中に休みだった方の過ごし方
3.ゴールデンウィークが業務に与えた影響
4.ゴールデンウィーク期間中の改元が生活や仕事に与えた影響
5.ゴールデンウィーク期間中の消費額と節約について
6.ゴールデンウィークの感想を教えてください
まずは、一般的なGWの期間であった4月27日~5月7日の過ごし方について、「ゴールデンウィークの期間は休みでしたか?仕事でしたか?」と質問したところ、7割以上の方が「休みだった」-72.8%と回答されました。
GW期間中に休みだった方へ、「ゴールデンウィークの過ごし方を教えてください」(複数回答可)と質問したところ、最も多い過ごし方は「何もせずのんびりしていた」-58.6%であり、次いで「旅行に出かけた(国内)」-28.2%、「自宅で読書や映画鑑賞等」-24.2%、「食べ歩き」-16.6%、「レジャー施設に出かけた」-16.3%と続きます。 今年のゴールデンウィークは前例の無い10連休ということでしたが、何もせずのんびりと過ごす方の割合が多く、国内外を問わず旅行に行かれた方が意外と少ないのが印象的でしょう。 旅行や食べ歩き、レジャー施設の利用など積極的に外出する一方で、何もせずのんびりしたり、読書や映画鑑賞など自宅で巣ごもりしたりとメリハリのある過ごし方をされた方が多い結果となりました。
次に、ゴールデンウィーク期間中も仕事だった方に、「ゴールデンウィークは業務に影響を与えましたか?」と質問したところ、半数以上の方が「はい」-53.7%と回答されました。
そこで、「ゴールデンウィークが業務に与えた影響を教えてください」と質問したところ、
・道路の渋滞
・繁忙と閑散が激しく補充に影響
・人手不足
・他社が休みで発注等が出来なかった
・来店者・来園者が多かった
などの回答が得られ、主に物流関係に勤務されている方や、店舗関係者、個人事業主の方の回答が目立つ結果となり、様々なところに影響が及んでいたことがわかります。
ゴールデンウィーク期間中に平成から令和へと改元されましたが、「ゴールデンウィーク期間中の改元は生活や仕事に何か影響がありましたか?」と質問したところ、8割の方が「影響はない」と回答されました。 ゴールデンウィーク期間中にお休みだった方とお仕事だった方とで上記回答の割合を比較したところ、割合としてはほぼ同数という結果になりました。
今回のゴールデンウィークでの大量消費により経済効果は2兆円を超えることが予想されると連休前に発表がありました。それと同時に大量消費の反動による連休後の「超節約モード」も懸念されていました。 そこで、「ゴールデンウィーク期間中に使用した金額を教えてください」と質問したところ、最も多い金額は「1万円以上~3万円未満」-27.2%であり、次いで「~5000円」-18.8%、「5000円以上~1万円未満」-18.2%、「3万円以上~5万円未満」-14.6%と続きます。 「100万円以上」-0.5%という回答もあり、連休をどのように過ごされたのか気になるところですね。
続いて「ゴールデンウィーク後は節約をしますか?」と質問したところ、「節約をしなければならない」、「かなり節約をしなければならない」という回答が半数を超える結果となりました。 ゴールデンウィークをきっかけとした連休中の消費活動を終え、節約モードに入る方は半数以上存在し、それが日本経済に打撃を与えないことを祈るばかりです。
最後に、「ゴールデンウィークの感想を教えてください」と質問したところ、「休みが多く満喫した」-24.7%、「しっかりとリフレッシュできた」-21.8%、など、この連休を有意義に過ごされた方が多くいました。 一方で、「週休3日が多い方がありがたい」-17.8%、「連休が長すぎて何をしたらいいかわからなかった」-14.4%などといった意見も散見され、様々な思いのもと、多くの話題を提供してくれたゴールデンウィークは幕を閉じました。
今回の調査では、前例の無い大型連休となり、良くも悪くもそれに伴う様々な影響が各所でみられました。 今年のお盆休みも最大で9連休になるという情報もあり、働きすぎで休み慣れていない日本人にとっては少々困惑する時期かもしれませんが、これを機会に時間に追われることもなく、ゆとりのある生活にも慣れてみてはいかがでしょうか。
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