新社会人に関する意識調査

2019.05.13

新社会人に関する意識調査

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新卒社員が入社してから早いもので1か月が経ちました。この時期、新卒社員を受け入れる先輩社員は実際どんなことを気にかけて過ごしているのでしょうか。20代~50代の先輩社員1016名に意識調査を行いました。

新卒社員を受け入れるにあたり心配なこと、意識していることとは?

従業員数50人以上の企業で働く1016名に対し、今年新卒社員採用があったかどうかをヒアリングしたところ、採用したと回答したのは72.2%、採用しなかったと回答したのは27.8%でした。

新卒社員採用があったと回答した728人に対して、受け入れるにあたって心配なことがあるかヒアリングしたところ、最も多かった意見は「定着率」で39.7%でした。次いで「先輩社員と上手くコミュニケーションをとれるか」が25.7%、「礼儀正しい振る舞いができるかどうか」が15.8%となりました。

昔に比べると、20代の転職率が高くなっていたり、勤続年数が短くなっている昨今ですから、多くの企業が新卒社員の定着率を気にかけています。新卒社員の意識だけでなく、受け入れる企業側も働きやすい環境作りを心がける等、双方の歩み寄りが大切ではないかと感じます。

新卒社員を受け入れる上で意識していることはなんですか?という質問に対しては、コミュニケーションを積極的にとる、モチベーションアップするようサポートする、という意見が多く挙げられていました。

 

教育方法

新卒社員の教育方法も各社様々です。業種や事業規模によっても違うことと思います。今回は、業種問わず社内における教育方法についてお答えいただきました。

最も多かったのは、「専任の教育担当を置いている」という答えで、35%でした。次いで「特に固定の教育担当は設けていない」26.4%、「メンター制度を取り入れている」19.1%という結果になりました。

部署の人数によって、ベストな教育スタイルは異なってくると思います。いずれにおいても大切なのは、しっかりとコミュニケーションを取り、業務の習得がスムーズにできているか気にかけてあげること、新卒社員が困ったときに手を差し伸べてあげられる体制を整えることです。

 

先輩達が送るアドバイス

どんな先輩社員にも、新卒社員だった時代があります。振り返ってみると、こんな失敗をしてしまったなと思うことや、心がけておいて良かったなと思うことがたくさんあります。

そこで、新卒社員に送るアドバイスを募ったことろ、下記のような意見が集まりました。

・わからないことはどんどん聞いてほしい
・失敗してもくよくよしなくてよい、誰でも最初は失敗するものだから
・積極的にコミュニケーションをとろう
・何でもチャレンジしてみよう
・与えられた業務には責任を持って取り組むこと

自分が若かりし頃、苦労したからこそわかることってありますよね。悩んでいる新卒に、「自分も入社したての頃はそうだったよ」と親身に相談にのってあげたいものです。

 

終わりに

縁あって入社してきてくれた新卒社員の皆さんですから、やりがいを持って楽しく長く働いてもらいたいですし、彼らもそう願っているはずです。1年後、新しい新卒社員を迎える頃には立派な先輩社員に成長している姿を見られるように、フレッシュマンを心から応援したいと思います。

リサーチャー:T

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【調査概要】
アンケートタイトル:新社会人に関する意識調査
調査日:2019年4月23日~2019年4月24日
調査方法:インターネット調査
調査人数:1016名
調査対象:全国、男女、20代~50代(従業員数50人以上の企業で働く方対象)
調査主体:ゼネラルリサーチ
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